2020年10月21日水曜日

選択肢が多すぎると選べない    2020.10.21

四万温泉(群馬県吾妻郡中之条町四万)  2008年10月
 



秋が深まっていく。
どこか温泉にでも出かけて、ゆったりとくつろぎたくなる。
寒くなるにつれ温泉が恋しい。


選択肢が多すぎると選べなくなる現象について。
これを「選択回避の法則」と呼ぶ。
米国に実験結果がある。
お店に24種類ものジャムを並べて販売するよりも、6種類を並べたほうが売上が上がるという。
あまり選択肢があると人は選べなくなるのだ。


だから商売人は商品を絞る。
結果的に在庫も少なくて済む。
良かれと思って多種類を用意するのは考えものだ。
「選択回避の法則」は感覚的に同意できる。


空いているバスに乗り込んでくる客。
空席だらけだと一度は座る席を決めたのに、「いや、あっちがいいな」と変える人を見かける。
2たび変える人もいる。


短い時間しか乗らないのだからどこでも一緒だろと思うのだが、少しでも良い選択をしたいのだろう。
選び迷う。
見ていて滑稽である。


そんな人たちを今までたくさん見ている。
空席が一つしかなければ迷うことがない。
まっしぐらだ。
やはり、選択肢はほどほどがよいのだ。