牛カルビ丼 並盛、豚汁(吉野家日吉駅前店) 12月30日
今日の昼食は吉牛。
牛カルビ丼 並盛 674円
豚汁 217円
計891円である。
外食の昼めしとして安いか高いか。
昨今の物価状況から判断すれば妥当だと思う。
かつての牛丼280円時代を知る人からすれば、めっちゃ高いということになるだろう。
そう、ほんの10年前なら牛丼280円、みそ汁50円、計330円で腹を満たすことができた。
牛丼とカルビ丼の違いはあるが今が900円弱だから、2倍以上の価格差はある。
これこそがデフレの終わりを象徴した現象だ。
かつて330円で食べられたということは、そこで働く人の賃金も330円ベースだったということ。
今、900円近くの金額が取れるということは働く人の賃金も900円ベースにできる。
わが国は30年近く物価があがらない時代が続き、働く人の賃金も変わらなかった。
気が付けば諸外国と比べて安すぎる賃金の国になっていた。
「早い、安い、うまい」は過去のこと。
今は価値あるものにはそれにふさわしい価格が付けられる。
私たち消費者も否応なしに意識の変革を迫られている。