2007年6月14日木曜日

入梅(つゆいり)    2007.6.14


天気予報通りに今日、関東地方は梅雨入りしたようだ。
シトシト、と形容する以上に、かなりの量の雨が今も降っている。
草木の成長(二酸化炭素を光合成で酸素に換えてくれる)と、
首都圏の水がめには恵みの雨といえるだろう。
この時期の雨は、適量が降ってもらわないと困るのである。
うっとうしい、などと言っている場合ではない。


ところで、雨と音楽とは切っても切れない関係にある。
昔から雨は格好の歌詞題材として、多くの名曲を生んできた。
以下に私の好きな”雨”歌を紹介する。


1.悲しき雨音     カスケーズ(Cascades)

原題は Rhythm of the Rain 。リリースは1963年。


2. 雨に濡れても   B.J.トーマス(BJ Thomas)

原題は Raindrops Keep Falling On My Head 。
リリースは1970年。
この歌を聴くと御園中学3年時を思い出さずにいられない。
きれいなメロディである。

3.雨に消えた初恋  ザ・カウシルズ(The Cowsills)

原題は The Rain, The Park And Other Things 。
リリースは1967年。この曲も名曲だ。
大橋巨泉、星加ルミ子がさかんに「牛(Cow)も知ってる
カウシルズ」と言っていたのがなつかしい。

4.雨の日と月曜日は  カーペンターズ(Carpenters)

原題はRainy Days And Mondays 。
リリースは1972年。

5.レイン         ビートルズ

ジョン・レノンの太いボーカルと、ポールのベースギターが
かなり脂っこい。
英国に旅行して、かの国の雨が日本のとは違うことを知った。
突然降り出して、すぐやむのである。

6.雨           三善英史

1972年リリース。三善はクネクネしていて少しカマっぽかったが
歌は良かった。

作詞:千家和也

道行く人は誰一人も 見向きもしない
恋はいつの日も 捧げるものだから
じっと耐えるのが つとめと信じてる

7.雨のウエンズデイ   大瀧詠一


作詞:松本隆

壊れかけたワーゲンの
ボンネットに腰かけて
何か少し喋りなよ
静かすぎるから
海が見たいわって
言い出したのは君の方さ
降る雨は菫色(すみれいろ)
Tシャツも濡れたまま

ニクい詞を書く人がいたものである。脱帽。

8.バチェラーガール    大瀧詠一

この曲も作詞は松本隆。
なんとまぁ、素晴らしい詞を書く人だろう。
失恋ソングである。
稲垣潤一も歌った。

作詞:松本隆

雨は壊れたピアノさ
心は乱れたメロディ
マイ バチェラーガール



自然の美は花鳥風月にある、と昔の人は言った。
雨もまた人を詩人にさせるのである。