2007年6月16日土曜日

水虫    2007.6.16

水虫の唄      作詞:山田進一

どんなにどんなに 離れていても
僕は君を 忘れはしない
夏になると 想い出す
君と歩いた あの渚




二週間くらい前から突然、足指の水虫が悪化しだした。
指と指の間の皮膚が赤くただれ、じくじくと痛かゆくなってきた。
このまま放置しておくとばい菌が入って危険かなと思い、今朝
皮膚科の門をたたいた。


土曜日のせいだろうか。
朝一番に行ったのだが、待ち順番が既に13番目だったのには
驚いた。診療開始時間前なのに13番目である。
これだけの患者が押しかけるこの皮膚科は随分と儲かるだろうな、
と感心した。


小学生の頃、蓮沼の中井皮膚科にはちょくちょく通っていた。
注射をされることもないし、治療自体が怖いものではないので
子供心に結構おもしろがって通っていた。
通院目的はいつも魚の目と水虫だった。


魚の目は貼り薬で皮膚をふやかして、ナイフで削る治療。
水虫は半球状のライト(紫色の光線)で患部を照射したあと
液状の塗り薬を塗ってもらう。
これがくすぐったくて気持ちよく好きだった。


魚の目も水虫も根気のいる治療なので、結局完治した記憶がない。
そもそも完治させる気持ちもなかったと思う。
皮膚科に通うこと自体が一種の楽しみだったのである。


現代の皮膚科治療は40年前のそれとは全く異なるものだった。
まず、爪の断片をピンセットで剥がして、顕微鏡で診断する。
いきなり塗り薬を塗るような事はしない。
私の場合、爪自体が水虫菌(白癬菌 はくせんきん という)に感染していた。


①1日1回、ラミシールという錠剤を飲む。(28日分)
②アセチロール軟膏を1日数回塗る。
③赤くただれた部分にグリメサゾン軟膏/亜鉛華単軟膏を塗る

これが処方である。
まさか皮膚科で飲み薬を服用されるとは思わなかった。
効いてくると爪自体がきれいになるらしい。
完治まで半年は覚悟しなくてはならない。


仕事中は革靴から逃れられないから、どうしても水虫になりやすい。
私は今回、徹底的にこの水虫を治療することに決めた。


生きるということはコストがかかるものである。