2014年7月13日日曜日

声に出して読みたい日本語①    2014.7.13

丸の内




「声に出して読みたい日本語①」(齋藤 孝 著)を購入して
折に触れ朗読している。
Gospel の師・黒木先生の薦めである。
なんでも発声に良いとのことであるが、まだピンと来てはいない。



齋藤 孝氏によると、美しい日本語文章は幼少の頃から
繰り返し読み込んで、暗誦することが望ましいという。
そうすることによって、美しい日本語が身体にしみこむ。
その説に賛同したので、今からでも始めようと実践している。



学生時代に英文の経済書を読む授業があった。
経済学の大家 ポール・サミュエルソンが書いた分厚い本を
授業で読み進んでいくものだ。
そのなかの一文は当時、一生懸命暗記したので今でも空で言える。

Gross national product is a total value of all finai goods and
services produced by a nation during a year's time.



齋藤 孝氏がこの本で紹介した出典は多岐にわたる。
私が気に入っているのは、佐藤春夫の「海べの恋」、そして
方丈記(鴨長明)である。
「海べの恋」は谷崎潤一郎の夫人、千代子との恋を歌ったもの。
そんな恋が存在していたことを初めて知った。

生きるということは恋すること。
いつの時代も人の恋心は不変である。