2014年11月8日土曜日

仕事、家庭、個人    2014.11.8

撮影:10月23日 新宿




神戸勤務時代に瀧口さんという上司に仕えたことがある。



私の異動でお別れした後、ご本人の異動を不服に感じられ、
早々と退職されたことを驚きをもって知った。
奥様の収入があり、退職しても生活していける背景があった。



瀧口さんには仕事外でもいろいろなことを教えて頂いた。
バタバタ、ガサガサせず、いつも悠然と仕事に取り組まれていた。
大人とはこうあるべき、と感じた人だった。
一言でいうと品格があったのである。
残念ながら年賀状の付き合いが途絶えて久しく、今は交遊はない。



彼が折に触れ話してくれたことを、20年経過した今でも
思い出す。


仕事
家庭
個人

社会人が大切にし、そのバランスを取るべき3つのファクターである。




仕事は当然、責任感・使命感を持って取り組まなければならない。
家庭も大切にしなければならない。
家庭を犠牲にしてまで仕事に時間と精神を割くな、との
教えが含まれていた。

最後の個人とは何か。
仕事と家庭の一員を離れた、個人としての自分が
打ち込める対象・世界を持てということだった。

また、この3つのファクター間でバランスを取る意識が
大切であると教えてくださった。
すべて重要なのだと彼はいつも語ってくれた。



彼の教えてくれた概念は、今でいうワークライフバランスである。
その意味では、かなり時代の先を走っていた方だと思う。




3要素のバランスを保つことは時として容易ではないことがある。
しかし、そのことを意識して努力することが人生を豊かにしてくれる。
そう教えてくださった瀧口さんには今でも感謝している。