2020年7月16日木曜日

大戸屋 vs コロワイド(敵対的TOBのゆくえ)      2020.7.16



長津田駅にて(横浜市緑区)     撮影:7月16日



私は鉄道オタクではない。
嫌いではないがオタクではない。


長津田駅ホームにスマホで写真を撮ろうとする少年たちが数人いた。
何か珍しい機関車なのかなと、訳もわからず撮った写真である。
それ以上のことは私にはわからない。


さて、コロワイドによる大戸屋の敵対的TOBについて。

大戸屋はおひとり様が気軽に入れる定食屋として成長してきた。
数年前から成長に陰りが見え始め、人手不足からアルバイト人員確保に苦戦したこともあり、業績は減少傾向であった。
経営陣はメニューのてこ入れ、リストラ策も含め改革に尽力してきたが、出口は見えていない。


そこで大株主のコロワイドが経営陣刷新の株主提案を行ったが株主総会で否決された。
最後の手段としてTOBに打って出た、というのが大筋の流れである。      註:コロワイド・・・牛角、甘太郎などを経営


デサントと伊藤忠商事、ぺんてるとコクヨの例をみても、小さい会社が大株主の干渉を嫌い、経営のフリーハンドを失いたくないという反発心は人間の本能ともいうべきものである。
自分たちでなんとか改革します、と考えるのは自然だ。


とはいえ、株主をはじめとするステークホルダーがコロワイドと大戸屋にいかなる判断を下すか。
最後はそこで決まる。
また、TOBの場合にはホワイトナイトの登場という展開もありえる。    
ホワイトナイトが外食業界から現れるか、あるいは別の業界から現れるかも未知数だ。
註:ホワイトナイト・・・窮地に追い込まれて買収されそうになっている企業を支援する者

消費者にとっては、おいしく手軽な価格で定食が食べられる大戸屋であってほしいということが関心ごとだから、早く、より良い決着が待たれる。