富士山と相模湾 2月26日
西城正三がプロボクシング WBA世界フェザー級王座を射止めたのは1968年9月。
日本人が海外で王座奪取したのは彼が初めてである。
無名だった男がロサンゼルスでチャンスをつかみ世界チャンピオンになった。
まず、王者ラウル・ロハスとのノンタイトル10回戦で判定勝ちしたことで、タイトル挑戦者の資格を得た。
そして、3ヵ月後のタイトルマッチで再びロハスに判定勝ちし、一気にチャンピオンへ上り詰めた。
「シンデレラ・ボーイ」と呼ばれた。
小学校高学年からボクシング観戦が好きになった私は、名前も聞いたことがない選手が海外でチャンピオンになったと聞いて仰天した。
その後、テレビで見た西城選手はフットワークが軽快で、チャンスと見るや果敢にラッシュするボクシングスタイルだった。
チャンピオンになるだけのことはあると思った。
しかし、彼は打たれ弱い脆(もろ)さも持っていた。
タイトル防衛戦でパンチを食らってダウンする姿は何度か見た。
それでも逆転KO勝ちしたり、判定勝ちを収めるスリリングなボクサーだった。
強いけど弱い、弱いけど強い不思議なボクサーだった。
YouTube で当時の試合をときどき眺めては懐かしがっている。