2016年8月8日月曜日

【リオ・オリンピック】柔道の国際化   2016.8.8

札幌大通公園(2012年8月)





昨夜もオリンピック柔道のテレビ観戦で遅くまで起きていた。
男66kg級:海老沼、女52kg級:中村である。


二人とも敗者復活戦へまわり、そこからしっかり勝ち上がってくれた。
共に目標が金だったので、インタビューでは喜び爆発という訳にはいかなかった。
それでも海老沼は「やれることはやりました」と胸を張って答えてくれてホッとした。


テレビ観戦していると彼らのライバルたちがとても体格に優れ、動作も速くかなり荒々しいことに気付く。
ルールもことごとく攻撃重視に変わってきている。
そんな大きな環境変化のなかで、日本選手は「絶対に金を取る」という目標を設定して頑張っている。



私のような柔道の門外漢からみると、日本選手たちへの絶対目標・金は少し酷かな、と感じるのだ。
甘いと言われればそれまでだ。
目標が金だったからこそ銅が取れたのだということも真実だろう。


たしかに昔、日本柔道は世界でいちばん強かった。
金を目標にする日本柔道界の心意気は理解できる。
しかし、大相撲も国際化したことにより日本出身力士の優勝は希少になった。
かつてと較べて難易度が大きく上がったことは間違いのない事実だ。
目標・金を公言しながらも、指導者の心の中に現実的な目標設定があるのかどうか。
けっして教えてはもらえないだろうが気になっている。