2017年4月12日水曜日

朝鮮半島  2017.4.12

 McLaren(赤坂ショールーム)



冷たい雨は昨日で終わり、今日の首都圏は晴れて20℃ちかくまで気温があがる。
このまま金曜日までは好天が続くが、あいにく週末には再び崩れる。
秋同様、春の天候は安定しない。


国際情勢がにわかに緊迫してきた。
米中首脳会談のさなかに米軍がシリアを爆撃したことには驚かされた。
アサド政権側の化学兵器使用がトリガーとなった。
強いアメリカが戻ってきた観がある。
理想が高いだけで国際紛争に介入できなかったオバマ政権とは明らかに違う。
威勢の良い金正恩もさぞかしビビったことだろう。


さらに米軍はオーストラリアに向かっていた原子力空母を、急きょ方向変更させ北朝鮮近海へ向かわせている。
ロナルド・レーガンも差し向けている。
北朝鮮では最高人民会議が行われ、相変わらず虚勢を張っている。
イタリアではG7外相会議が行われ、岸田大臣が出席した。
今日は米ロ外相会談も行われる。
この先、いかなる展開が待っているのだろうか。


【シナリオ】
1.米国が北朝鮮を武力攻撃する。
2.中国が北朝鮮を自制させる。
3.北朝鮮が方針を180℃変更する。


いちばん可能性が低いのはシナリオ3だろう。
国際社会の期待はシナリオ2だが、このところ中朝関係は良いとは言えず成算が見えない。
シナリオ1の可能性は恐いけど否定できない。
昨日、わが外務省は韓国への渡航を控えるよう注意喚起した。
今から韓国大統領選の行われる5月9日までが非常に危ない、と指摘する専門家もいる。


米朝をたとえるならば、小さなカマキリが獰猛なタカを相手に挑発しているようなものだ。
もしも武力衝突があったとしても、ほぼ秒殺だと思う。
北朝鮮の経済力は島根県程度しかないのだ。
仮に北朝鮮が滅んだならば、その後の姿は2つ考えられる。

1.米国が親米政権を樹立させ暫定統治し、やがて韓国に南北統一させる。
2.中国が新たな省として統治する。


下手な考え、休むに似たり。
とはいえ、しばらくは落ち着かない日々が続く。