2017年10月6日金曜日

ノーベル文学賞  2017.10.6

東北大学



昨日発表されたノーベル文学賞。
多くの日本人にとって意外な結果だったと思う。


英国で生活する日系英国人 カズオ・イシグロ氏の存在は一部のマニアを除いては初耳だったはずだ。
毎年、候補にあがる村上春樹氏が今年も願いがかなわなかった代わりに、下馬評で名前を聞かなかったイシグロ氏が受賞した。
都内の本屋さんが、村上春樹氏の本を並べていたところにイシグロ氏受賞の報を受けて急遽陳列を入れ替えたと報道された。
通(つう)の間ではそこそこ注目されていたのかもしれない。


これから日本ではイシグロ氏の著作がブームになることだろう。
ノーベル文学賞の宣伝効果は莫大だ。
氏には賞金1億2千万円に加えて、本がガンガン売れて巨額の印税収入がころがりこむこと間違いなしだ。


ノーベル文学賞に関しては、昨年、ボブ・ディランが選ばれたことで私のなかでは”理解に苦しむ受賞者選定プロセス”とイメージづいてしまった。
今年も村上春樹氏が選ばれないのも仕方がないと思うようになった。
受賞者選定基準の透明化が必要に思う。