2025年1月11日土曜日

いつも音楽と共に生きてきた(虹と雪のバラード:トワ・エ・モア)  2025.1.11

Bing Wallpaperより





一曲の歌が人生を左右する。


そこまでは言い切らない。
しかし、人生の決断に追い風を吹かすというか、歌が背中を押すことがあることは間違い。
皆さんにもそんな経験はないだろうか。


私が新卒で就職した企業では半年間の実習を経て、夏の終わりに配属地面接が行われる。
その直前に配属部門面接があり、文系であれば営業に行く者、総務・人事に行く者、経理に行く者、海外部門へ行く者などに振り分けられる。
販売部門に確定した私は配属地面接に際して、希望地を第一志望・札幌(支店)、第二希望・東京で申告した。
46年前のことである。


結果、たった1名の枠である札幌勤務が決まった。
きっと私以外、誰一人希望を出さなかったに違いない。
そう言い切れるのは面接した販売部門の役職者が、私の札幌希望を知ってたいそう満足げだったからである。


札幌の地を選択した理由は漠然とした北海道への憧れであった。
雪国であり都会であること、美しい大地、広々とした牧草地・・・。
大きく人生を変えてみたいという想いもあった。


付け加えれば高校生時代に行われた札幌オリンピックの印象は強かった。
とくにトワ・エ・モアの歌う「虹と雪のバラード」は大好きだった。
力強い詞と白鳥恵美子の歌声はインパクトが強く、舞台となった札幌のイメージを高みに押し上げた。 


この歌の持つ好印象が私の背中を押し、社会人としてのスタートを札幌できった一要因になったと思う。
繰り返すがそれはあくまで一要因。
北海道への憧れ、大きな変化を望む気持ちがあったからこその選択だった。