Bing Wallpaperより
今は生活の中における仕事のウェイトはかなり小さい。
心のなかで仕事とは思っていない部分もある。
むしろ、他にやることがないのでお金も稼げて小さく社会貢献できる”格好のヒマつぶし”に興じている感覚が強い。
もちろん現役時代は今とはまったく違う。
誰しも同じだと思うが、山あり谷ありの仕事人生であった。
根が真面目なので気楽に考えることができず、苦しいことが多かった。
仕事そのものも人間関係も。
振り返れば、グイッと成長できた時期が複数あった。
はじめは1987年。
ある事業部の高付加価値商品の販売担当になり、仙台支店(東北地方全域)、名古屋支店(中部地方全域)へ実績づくりに奔走した。
顧客接点活動で実績づくりをしながら販売ノウハウをマニュアルに落とし込み、地域の営業マン(今でいうセールスパーソン)へ展開した。
次が1990年。
兵庫県の販売子会社へ派遣となり、やはり高付加価値商品の拡販担当に携わった。
努力が実績に結びつくと、さらに努力する好循環が起きた。
営業スキルが飛躍的に伸びた実感があった。
そこから数年間、低迷期を味わった。
自らの未熟さが原因だが、上司運も含む運にも恵まれなかった。
3番目の成長時期は2002年に訪れた。
千葉県の販売子会社時代である。
営業スキルと組織運営スキルに自信がついた時期だった。
素晴らしい上司がいた。
そんな時代を経て今がある。
いままで培ったスキルは今の小さな仕事のなかで活かされている。
歳をとると見えてくることもある。
だから、今のささやかな仕事を大切にしたい。