2009年8月18日火曜日

「犯人探し型」と「恋人探し型」  2009.8.18



    JR大塚駅前 撮影:8月14日





KAIZEN という日本語が米国の工業界でも通じるという。


KAIZEN とは改善である。
つまり品質改善、英語では Quality Control(QC)だ。
もともと米国で行われていた Quality Control(QC)が
日本に輸入されたのは昭和50年あたりだと言われている。
工場で生産する製品の品質のバラツキを是正しようと
いうのが Quality Control(QC)の目的である。



品質が良くなったり悪くなったりすることの背後にある
からみあった要因を分析し、真の原因をつきとめ、そこに
手を打つというのがおおまかな流れだ。
日本では、少人数のグループで問題解決にあたるQC活動が
盛んだった。(小集団活動)
私が入社した企業でも、QC活動が義務付けられていた。




年一回か二回、コンテスト形式で発表会もあった。
優秀なグループは全国大会に進出するという仕掛けも
あった。
QC活動によって品質不良が少なくなり、これだけのコスト
削減につながりました、というのが発表のパターンだ。
勤務時間後、メンバーが集まって活動したことを覚えている。
しかし、活動に参加しながら釈然としないものも感じていた。



問題を発見し、それを改善することは大切だ。
コストを削減することは良いことだという前提には誰も
反論できない。今でもそれに変わりはないだろう。
しかし、それだけではないはずだ。


やがてQCにも歓迎すべき変化が起きた。
問題を解決するという従来の概念に加えて、「夢追い型」と
いう考え方が提示されたのである。
つまり問題点を解決するという「犯人探し型」だけでなく
こういう姿でありたいという「恋人探し型」も許容されるように
なったのだ。


この変化は私にとって歓迎すべき変化だった。
私が感じていたモヤモヤはこれだったと解けた気がした。
今でも問題解決には取り組んでいるが、あまり心が躍らない。
大きく飛躍するには、現状の延長線上ではなくステージを
変えたアプローチが必要だと確信している。

「夢追い型」「恋人探し型」とはよく言ったものだと思う。