2016年9月13日火曜日

暮しの手帳(とと姉ちゃん) 2016.9.13

北海道大学




北大キャンパスは美しく広大だ。


この恵まれた環境で勉学に励み、交友をあたため、恋愛に青春の時間を捧げることのできる学生は幸せである。
この環境が彼らの人間形成に豊かな影響を与えるであろうことは疑いがない。


さて、とと姉ちゃんについて。

この朝ドラを私はようやく最近になって少し見るようになった。
視聴率が高いことは知っていた。
先日まで札幌に滞在したが、義母が毎朝楽しみに見ているのにつられたのだ。
連ドラは見だすと続けて見たくなるものである。


このドラマの雑誌「あなたの手帳」のモデルとなった「暮しの手帳」は、亡き母が若い頃、近所の本屋さんから配達してもらって購読していた。
私は幼少だったから紙面を読んだことはない。
ぼんやりと表紙の記憶はある。
編集長の花森安治氏という名前も知っている。


ドラマでは手帳社が行う商品テストをめぐって、新聞社や家電メーカーがクレームをつけてもめている。
商品テスト結果が商品の売れ行きに直結するから、メーカーも懸命である。
メーカーはテストのやり方が公正ではないのではないか、といちゃもんを付けている。
そうした言われなき非難の声に対し、手帳社が決然と受けて立つストーリーがここ数日流されていて、なかなか面白い。
誹謗中傷、名誉回復という話は人間臭くてわかりやすい。



かつて、石油ストーブはバケツ一杯の水で消える、と社が主張したときのことを覚えている。
当時、石油ストーブから出火した場合、水をかけてはいけないということが常識であった。
かえって火元が拡大するからという理屈だった。
そんな常識を疑い、テストで実証して覆(くつがえ)したのだ。
そこそこ話題になった。




「暮しの手帳」は日本の消費者運動の草分けだったと思う。
今も母が生きていたなら、この雑誌について語り合ってみたかった。