ペーニャ・ロヤのブナ林 スペイン(Bing Wallpaperより)
朝から時間に追われることなくゆったりと休日を楽しんだ。
痛む膝の調子は相変わらずだが、外出もせず負担をかけなければ好転してくれるのではないか。
病院で処方された湿布薬もさっそく使っている。
1日かけて「世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ」(文春文庫 齋藤ジン 著)を読んだ。
この本の評判を聞きつけて amazon で取り寄せた。
最近、目の調子も良くないので読書が億劫になっており、新刊本を読むのは久しぶりだ。
かねてから疑問に感じていた、米国においてトランプ大統領が支持される背景がようやく理解できた。
根っこは東海岸、西海岸のインテリエリート(新自由主義の信奉者)にばかり富と権力が集中していることに対する不満・反感だ。
そうではない多くの米国民は取り残されていると感じている。
米国の政治経済システムはおかしいと感じている国民が、そのシステムを壊そうとするトランプ大統領を支持しているのだ。
グローバリストとナショナリストの対立であり、トランプ支持者はナショナリストである。
自国優先の世論は欧州でも高まっている。
わが国にもその流れが押し寄せている。
行き過ぎたグローバリズムへの揺り戻しである。
