2017年2月24日金曜日

クロネコヤマトの宅急便    2017.2.24

古民家(生田緑地)



先日、わが家に配達される新聞の折り込み広告にヤマト運輸からのものを見つけた。
それには「ドライバー急募」と書いてあった。
その時は、「人手不足なのだな」程度に思っていた。


そのヤマト運輸では春闘のテーマが荷受量抑制と報道された。
昨年2013年、佐川が amazon からの仕事を断ったことはよく知られた話だ。
その分がヤマトに流れ、パンク寸前だという。
春闘のテーマになる位だから、現場の混乱と疲弊は相当なものだろう。


仕事が減るというのは困ったことだが、キャパシティを大きく超える受注も困る。
クリスマスにピザの注文がさばききれずパンクした会社もあった。
適量の仕事がコンスタントにあるというのがベストなのだろうが、なかなか簡単にはいかない。


会社員生活を振り返ってみると、「もっと受注を」というプレッシャーの連続だったように思う。
唯一、東日本大震災後とタイ大洪水の時だけは違った。
生産が極端に滞ったから、少ない製品をどう配分するかで会社中が大騒ぎした記憶がある。
考えてみれば当たり前で、「ほどほどでいいよ」なんてことになるはずがない。
常に拡大をめざすのが企業なのだ。


春闘でヤマト運輸がどのように決着させるか注目している。
宅配では不在・再配達のウェイトも高いと聞く。
お金にならず手間だけが増える再配達は、遠からず何らかの手を打たなければならないだろう。
受け取り側が1個あたり50円負担する、というのはどうだろう。
時間帯指定での配達しか受けないことが宅配便の基本ルールとなる。