2017年2月4日土曜日

営業は存在のアピールである  2017.2.4

BVLGARI(銀座)





首都圏は晴れて暖かい一日になる。
明日は全国的に雨なので、洗濯やお出かけは今日がチャンスだ。


日本マクドナルドが期間限定で人気メニューのチキンタツタを販売する。
その発表イベントに起用されたのが元テレビ東京アナウンサーの龍田さん。
このアナウンサーを私は知らなかったが、龍田さんならタツタをPRするには格好だ。
マーケティングを担当する同社の部長が「お客様にいろいろな話題を提供したい」と語った。
私はとても大切なことだと思った。


お腹が空いたときマクドナルドを思い浮かべてもらえるか、そこが勝負のポイントである。
いかに有名企業であっても日頃から丹念にアピールしておかなければ競争に負ける。
私が法人営業のマネージャーを務めていた時、部下セールスには常に顧客へその存在をアピールするように仕向けていた。
PowerPoint でさまざまなチラシを作り、客先で話題作りができるようにしていたのだ。


チラシには販売したい商品を掲載したが、商品そのものはある意味どうでもよかった。
そのチラシがあればセールスたちは顧客を訪問する理由ができる。
顔を出し、声をかけ、話を交わして帰る。
この絶えざる繰り返しこそ、いざという時に顧客から声がかかるコツだと確信していたからである。


このアクションが業績面でどれだけ功を奏したかはわからない。
でも、思わぬ大きな商談をいくつかモノにしたこともあったことは事実だ。
正月明けには年賀タオルも用意して顧客へ配らせた。
すべてお客様に存在をアピールし、用事がある時に思い出してもらうためである。


近所にマクドナルドのお店があるから、来週でもチキンタツタを食べに出かけようと思っている。
わざわざPRのために龍田アナを起用する、その心意気を称えたいからである。