2014年6月26日木曜日

青春を振り返る旅   ①-2 函館(6月22日) 降りなかったJAL機

機中から眺めた函館山




羽田空港に朝7時、全員集合した。
函館行きJALに搭乗し、8時すぎに離陸した。
さしたる揺れもなく飛行は順調。
予定では9時15分に目的地の函館空港へ着くはずだった。



津軽海峡を越えてから飛行機は高度をぐんぐん下げ、着陸の態勢に入った。
ところが、地上50mくらいのところから突然、機首を上げて上昇を始めた。
CA(キャビンアテンダント:旧称 スッチー)のアナウンスが
乗客の不安をかきたてた。

「当機は再び上昇中です。詳しくは後ほどお知らせ
いたします」

おいおい、CAも上昇の理由がわからないのか?!
私は着陸直前にハイジャックされたことを少し懸念した。
他のメンバー(鈴木氏)は機体に着陸できないくらいの不具合が
発生したことを疑った。


機長のアナウンスが入った。
「函館空港周辺に深い霧が発生し、視界を妨げており
着陸をやめた。もう一度、しばらく後に着陸を試みる」との
ことだった。

飛行機はぐーんと旋回して再び着陸態勢に入る。
上の写真はその時に写した函館山である。



二回目のアタックは諦めが早かった。
パイロットは「こりゃダメだ」とすぐに判断したのだろう。
そして我々を乗せたJAL便は機長判断で新千歳空港へと
向かったのであった。




安全第一で仕方がないとはいえ、新千歳から目的地・函館までは遠い。
JR特急で3時間くらいかかる。
旅が始まっていきなりのハプニングに、一同おおいに面食らった。
想定外とはこのことだ。


なすすべなく、JALの用意したJR振替券で陸路・函館へと急いだ我々だった。










 新千歳空港




 特急が来る南千歳へ急ぐ




JR振替券




 3時間遅れで函館に到着




 ひとまず駅前で記念写真