2017年7月23日日曜日

おばあちゃんの耳掃除   2017.7.23

大師前駅(東武大師線:足立区西新井)




早めに寝ると体調が良い。


こんなに朝が快調ならば、これからは早く寝ることに決めた。
夜、なんとなく起きていたい気持ちを振り切ればよいだけの話だ。
それにしても、夜遅くまで起きていると良いことがありそうな気がするのはなぜだろう。


さて、今日は耳かきの話。

私のデスクのそばには一本の耳かき棒がある。
耳のなかがむず痒(かゆ)いときに自分で掃除する。
これがけっこう気持ちが良い。
気分転換にもなる。
成果(耳クソ)があると小さな達成感もある。


耳の穴に耳かき棒を入れることは、耳鼻科医に言わせればとんでもないことだそうだ。
耳のなかはとても繊細な粘膜でできており、固いもので擦ると傷つく。
綿棒ですら止めた方が無難だという。
わかっちゃいるけどやめられない。


母方の祖母が生きていた頃、大井町の家を訪れると祖母は必ず私の耳掃除をした。
私が頼んでいたのではない。
私が現れると、祖母は待ってましたとばかりに耳掃除をやりたがった。
彼女は耳掃除が大好きだったのだ。


祖母の耳掃除はけっこう痛かった。
だから、私はどちらかというと嫌だった。
でも、大井町に行くと必ず耳掃除をされるものと決まっていた。
たくさん成果があった時、祖母はとてもうれしそうだった。


今でも耳かきをするとそのことを思い出す。



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