2017年6月15日木曜日

国会  2017.6.15

バスの車窓



今日は6月15日。月のど真ん中である。


6月は休日がなく稼働日が多いため、企業ではこの月に高い計画予算を組む。
販売促進イベントも多い。
7-8月は暑くなるためイベントを避ける。
6月に集中する理由だ。
会社員生活を終えたが、勤めた企業の年間スケジュールは今でも身体に刻み込まれている。


さて、国会では恒例の与野党バトルが行われている。
これは政府が重要法案を通す際の、わが国の”お決まり”である。
今回の重要法案はテロ等準備罪だ。
まず、野党から法案採決を妨害する目的で大臣の問責決議が起こされる。
そしてこれまた国民にとっては食傷気味の内閣不信任案が提出される。


問責決議も内閣不信任案も与党多数で否決される。
そして採決に至り、選抜された血の気の多い議員たちが議場で暴れたり怒号を発したりする。
暴れながらテレビカメラの位置を確認する議員もいる。
用意周到に業者作成のプラカードを持つ場合もある。
暴れる代わりに、全員で採決を欠席して抗議の意を表すこともある。
見事なまでのお芝居、予定調和である。
忠臣蔵や寅さんの映画を観ているようだ。


しかし、だ。
こんなことを繰り返して何の意味があるのだろう。
反対するだけの野党はいらない。
わが国の国益に寄与する、建設的提案を行う野党第一党が現れるのはいつの日だろうか。
今のところ、維新がもっともその位置に近いと思っている。