2016年3月9日水曜日

国際金融経済分析会合   2016.3.9

皇居前から丸の内を望む(2月)






朝からどんよりとした空模様。
昼には雨に変わる予報だ。
春に多い天気である。



まもなく 3.11。
先週くらいから被災地に関する報道が多くなっている。
内閣府からも東日本大震災五周年追悼式の知らせと、国民への黙とうの呼びかけが発信されている。





来週16日には国際金融経済分析会合が開催される。
内閣に有識者を招いて世界経済に関するヒアリングを行うというものだ。
伊勢志摩サミットまで5回開く予定とのこと。
16日には米国のノーベル経済学賞を受賞した学者も参加する。



安倍政権のアベノミクスはリフレ派と呼ばれる経済学者たちの経済理論を採用したものだ。
総理のブレーンを務める浜田宏一氏(イエール大学)、本田 悦朗氏(静岡県立大学)はともにリフレ派の経済学者だ。
リフレとはリフレーションの略で、デフレ脱却のために金融緩和を積極的におこなうべしという経済政策をいう。
日銀の異次元金融緩和、最近のマイナス金利政策はすべてリフレ派の経済理論に基づいて行われている。



国際金融経済分析会合にもリフレ派経済学者が呼ばれることになるだろう。
リフレ派の経済学者は消費税増税に反対の立場である。
極端な人は増税不要とまで言う人もいる。
経済が活発になれば税金は増えるから不要だという。
増税やむなしとしても、デフレから脱却してから行うべしという主張だ。



リフレ派の学者がこの会合で幅をきかせるならば、消費税増税先送りの結論が導かれる可能性は高いと思う。
私はリフレ派理論には懐疑的だが、消費税増税先送りには賛成である。
もう少し、経済が明るくなるまで待ったほうが無難ではないかと思っている。