2015年11月12日木曜日

小保方さん騒動について  2015.11.12

富浦町




先日、早大が小保方さんの博士号を取り消す決定を下した。
川に落ちた犬に石を投げつける、という表現があるが、これで
彼女の研究者生命は完全に断たれた感がある。



昨年春に起きた二つの虚偽事件は記憶に新しい。
佐村河内氏のゴーストライター事件には驚いたし、真相を知ってあきれた。
音の聞こえない作曲家として彼を持ち上げたマスコミは大いに恥をかいた。
STAP細胞事件では派手な記者会見が行われ、その後、小保方さんブームに一時沸いたが終わり方はむなしいものだった。



佐村河内氏は偽の名声が剥落(はくらく)し、代わりに新垣隆氏が売れる結果になった。
なんと、先週の「全力!脱力タイムズ」に新垣さんが出演して、いい味を出していた。
あの事件で新垣さんは人生が良い方向に変わったのだ。



小保方さんの場合は上司の笹井さんが自死し、小保方さんは社会的に立つ場を失う結果になった。
理研も恥をかいた。
誰一人、得をした人はいなかった。



どうしてこんなことになったのだろう。
今考えてもわからないことが多い。
ガバナンスが働いていれば止めることはできただろう。
それだけは間違いない。