2015年11月9日月曜日

シャープ   2015.11.9

館山湾




国内企業の上半期決算はおおむね好調で、東証一部企業全体の純利益は好決算を記録した。
もちろん、すべての企業が押しなべて好決算であるはずはなく、個々では明暗が分かれている。



心配なのはシャープである。
春に銀行から2000億円の融資を受けて経営再建中だが、さっそく大赤字を計上した。
主力の液晶事業で利益を出せず、もはや主力ではなくお荷物になっている。



シャープの不調は今に始まったわけではなく、ここ数年ずっと続いている。
9月末で3000人近い社員が希望退職した。
リストラである。
中国企業と提携する話も出ては消え、国内での合弁による救済も今だまとまらない。



水面下ではかなり動きがあるとは思う。
近い将来、何らかのアナウンスがあるはずだ。
会社そのものが消えてしまう可能性もあると私は思っている。