2015年11月1日日曜日

We Are The World と欧州難民(理想と現実)   2015.11.1

大田区立御園中学校




今日から11月。
テレビでは全日本大学駅伝の中継放送が流れている。
朝日新聞によると、今年の優勝候補は駒澤、青学。
この2校に続くのが東洋、山学と書いてあった。
さて、どうなるか。



このところ毎日 We Are The World を聴いている。


Wikipedia によると、アフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で作られたキャンペーンソングで、作詞・作曲はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーの共作。
多くのミュージシャンが参加して、収益をアフリカへ寄付した。
曲もいいし、集まった主旨も素晴らしい。
ヒトの善意の尊さを感じるイベントだった。
あれから30年が経過した。



現在、欧州では中東から大挙して押し寄せる難民にどう対処するか大問題になっている。
こちらは We Are The World なんて歌っていられない、厳しい現実を突きつけられている。
一人、二人に対してなら示すことのできる善意も、あれほどの
大人数が自らの生活圏に入ってくるとなるとそうはいかない。
ハンガリーのように排他的になる国を非難などできない。



弱者に対して優しくなれる心と、優しくなれない心の両方を人間は持つ。これがヒトの本質だ。
自らの生活を脅かしそうな場合には後者になる。
できれば優しい心を持ちたいが、現実的に無理な場合も多い。
だから欧州は対応に苦慮しているのだ。



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