2015年11月14日土曜日

デフレは悪か?  2015.11.14

雨降り(横浜市青葉区)




早朝、書斎の室温を確認したら20.0℃ちょうどだった。
だいぶ冷えてきた。
エアコン暖房が必要になる日も近い。



さて今日の話題はデフレについて。

日本経済はバブル崩壊後、長いデフレスパイラルに悩まされてきたといわれる。

物価が下がる → 企業収益が下がる → 給与が下がる →
消費が下がる → 物価が下がる →  ・・・・

これがデフレスパイラルだ。

物価が安い安いと喜んでいると、回りまわって自分の所得が下がるんです。だからデフレは良くないんですよ。
いくらかインフレ気味のほうが景気が良くなるから好ましく、数値目標としては 2% 程度のインフレがいいんですよ、というのが先進国のコンセンサスだ。(と言われている)



私はこの考え方に疑問を持っている。

技術革新や量産技術によってモノの価格が下がることは何ら悪いことではない。
家電製品、コンピュータはその恩恵にあずかっている。
モノの単価が下がることは良いことだと思っている。
問題なのは企業収益が下がること。
これは良くない。
給与に跳ね返ってくる。


モノの単価を見つめてデフレだ、インフレだと騒ぐのではなく
国民の総支出が増えることをもって景気良しとするべきではないか。
モノの単価が下がっても国民の総消費支出が増えれば企業収益は上がるので良いはずだ。



すべての商品でこの考えが通用するとも思えない。
もう少し、突き詰めて考えを深めてみたいと思っている。