2015年11月19日木曜日

電車内広告の変化  2015.11.19






11月にしては暖かい日々が続く。
暮らすには楽なのだが、季節感が乏しく物足りなくもある。
暖かいと文句を言って、寒くなれば寒いと文句を言うのだから
わがままだ。



さて、今日の話題は電車内広告について。

先日、東急田園都市線、大井町線に乗る機会があった。
車内をぼんやり眺めていて、電車内広告が激減していると感じた。
乗車扉近辺の中づり広告は健在だが、座席の上部(天井近く)広告スペースががら空きなのだ。
わずかに残る広告は東急百貨店と東急建設のもの。
つまりグループ会社で身内だ。



これもスマホによる現象だろう。
電車内では多くの人がスマホ画面を一心不乱に見ている。
車内広告は乗客に見てもらえないのだ。
事業主は効果が薄いとなれば広告を打たない。



山手線は11月30日から新型車両を投入し、デジタルサイネージと中づり広告を併用する。
デジタルサイネージなら表示する内容をどんどんアップデートすることができる。
広告主はアピールしたい商品・サービスを変えていくことができ
紙媒体広告と比べてメリットを見出すだろう。
紙の広告はデジタルサイネージにとって代わっていく存在だ。



新車両投入にはお金がかかる。
東急が山手線のようなデジタルサイネージ付き新車両をすぐに導入することはできない。
当分の間、座席上部の広告スペースをがら空き状態のままで
走らせるしかないだろう。