2016年12月17日土曜日

日ロ首脳会談  2016.12.17

三島スカイウォークからの眺望





カレンダーを見ると、今年も残すところ2週間である。


市民大学(経済)の分担発表も昨日終わり、ほっと一息ついている。
たかが市民大学とはいうものの、40名近くの受講生の前で発表する以上、あまりダサイ内容では恥ずかしい。
いくつになっても体裁や見栄を気にする自分がいる。
でもそれは悪いことではないと思っている。
軽い緊張感は若さを保つ効果はあるはずだ。


さて、日ロ首脳会談も終わった。
事前情報通り、領土問題に関しては進展はなかった。
というより、領土問題は存在しないことを確認させられた会談だった。
私たちが生きている間の北方領土引き渡しはないのではないか。
未来永劫ないかもしれない。


一国のトップが国益を毀損する決断をすれば政治生命を失う。
いかにプーチン大統領が支持率が高かろうと、そのことは変わらない。
大統領が会見で「平和条約締結が大切」と思わせぶりな発言をするたびに、この人(国)は戦争で獲得した領土を日本へ返す決断はしないと確信した。
恋愛で優位に立つ男(女)が、片思いを寄せる相手に思わせぶりなことを話して引き付けておく様を見る気がした。


今後について考えた。
わが国のメリットも考えた経済協力を粛々と進めていくこと。
その先に領土返還がある、という考え方もよろしくない。
経済的メリットを共に追求していく相手として捉えるほうが現実的である。
もちろん私は北方領土がわが国固有の領土であると思っている。