2016年12月5日月曜日

イタリアの国民投票、日ロ首脳会談  2016.12.5

表参道




今日の首都圏は最高気温18℃(予報)で暖かい一日になる。
雨も降らない。
今夜は安心して歩けるだろう。


さて、イタリアの国民投票による憲法改正が否決された。
この国民投票は議会上院の権限縮小の是非を問うもの。
現状は上院、下院とも同じ権限があり、法案が通りにくい状況で決められない政治に陥っている。
レンツィ首相はこの現状を打開すべく、憲法改正の国民投票に打って出たのだ。
否決を受けてレンツィ首相は退陣する。


イタリアでは不良債権で苦しむ銀行が数行ある。
経済ニュースでよく報道されるのはモンテ・パスキ銀行である。
今回の憲法改正否決でイタリアの政治停滞は続く。
金融不安に対する対策も滞るので、EUの金融不安リスクは高まった。
しばらくユーロ安、ドル高基調になるはずだ。
円は米国の利上げ次第。
12月の利上げが予測通り行われれば、相殺されて現状維持か。
もし、利上げが見送られることがあれば円高へ動くと思う。


来週にはいよいよ日露トップ会談が行われる。
ここへきてロシアは日本へ厳しいサインを示している。
甘い観測は持てそうにない状況だ。
それでも私は領土問題が前進するほうに賭けている。