2016年10月19日水曜日

柏崎刈羽原発の再稼働について  2016.10.19

池上本門寺




昨日の首都圏は季節外れの暑さに見舞われた。
私も所用で外出したが、少し歩くと汗ばむのを感じて不快だった。
もともと暑いのは辛いものだが、涼しい時期に暑いとなおさら心身にこたえる。


さて、新潟県知事選挙で原発再稼働に慎重なスタンスを取る米山氏が当選した。
氏を知る人が語るところによると、米山氏は医師、弁護士の資格を持ち論理的な思考のできる人とのことである。
すなわち、よく考えずに感情的に原発反対と叫んでいる人ではないと考えてよいと思う。


私は民進、自由(生活)、社民に批判的である。
彼らの言動は国民の幸せのためではなく、与党の足をすくって政権を取ることが第一義と思っているように感じるからである。
この3党が推したのが米山氏である。
私は米山氏がこの3党を超える存在であることを願っている。
つまり、政権に何でも反対するのではなく、新潟のためになる県政を信念を持って行ってもらいたいのである。


政府と東電が柏崎刈羽原発を再稼働したいのはわかる。
しかし、福島第一原発の事故を踏まえて知事、県民が安全だと納得できるところまで、きちんとディスカスをするべきである。
経済効率を最優先して再稼働をごり押しすることは国民のためにはならない。
同時に政権のためにもならない。


今は米山氏の「県民の命と暮らしを守れない現状で、再稼働を認めることはできない」というコメントと向き合うべきである。
政府と東電は米山氏のコメントを正面から受け止めてほしい。
「ここまでやれば原発は安全だ。」と皆が納得できる安全対策を真摯に提示することが必要だと考える。