2016年10月4日火曜日

牛乳配達  2016.10.4

渋谷




このところ早朝に目覚めることが常になった。


早ければ4時、遅くとも5時には覚醒してしまう。
目覚めるとともに尿意を感じてトイレに立つ。
その後、布団に戻って再度眠れる場合もあれば眠れない場合もある。
日によって違う。


尿意が目覚めさせるのか、疲れていないから早く目覚めるのかは今のところ何とも言えない。
日中のトイレの回数は多いと思う。
医学的には頻尿かもしれない。
父のDNAを受け継いだなと思う。


早朝、布団のなかでぼんやりしていると、遠い昔の早朝に聞こえていた音を思い出す。
牛乳配達の音である。
配達する家の前で自転車が止まるときに鳴るブレーキ音、そして牛乳瓶が接触するガチャガチャという音。
昭和30年代はどこでも、朝にこの音が聞こえたのではないだろうか。


ネットで調べたら、東京では1874年(明治7年)に牛乳の個別配達が開始されたことがわかった。
『日本の食文化史年表』という本にその旨の記載があるという。
吉川弘文館:江原絢子・東四柳祥子編)
明治の初期から存在した事業だったとは知らなかった。


スーパーマーケットの台頭と共に、牛乳はスーパーで買うものになった。
牛乳の宅配も急激にすたれていった。
とはいえ、今だに牛乳宅配サービスは存在している。
明治、雪印などのメーカー、生協が行っている。


平塚市の明治乳業販売店が夫婦で夜中2時から朝6時まで、130軒に配達している取材記事もあった。
2013年のネット記事なので、現在も営業しているかどうかはわからない。
私が思っている以上に、牛乳配達は結構根強い。