2017年1月24日火曜日

日本人がしびれる稀勢の里物語  2017.1.24

JR原宿駅




原宿駅舎が遠からず壊されると聞いた。
味のあるデザインなので、できれば保存を望んでいる。
なくならないうちに写真に収めようと、先日足を運んでみた。
これはやはり残してほしい。


第72代横綱になる稀勢の里は日本人のメンタリティに訴えるものがある。

長い我慢、辛抱の時期をじっと耐えて、花が咲く日を待つ。
なかなかその時は訪れようとしないし、ダメかもしれないと思い悩む日々も数多くある。
ようやくつかめるかな、というチャンスが巡るがあと一歩でつかみ損ねる。
我慢に我慢を重ねた後に、とうとう努力が報われる時が来る・・・。


ドラマ「おしん」もしかり。
「風雪に耐える」、「石の上に三年」という言葉もある。
我々日本人には辛抱強く努力を重ねることを美徳とする文化が息づいている。
「不器用」すら、時に称賛の言葉として使われることがあるほどだ。


稀勢の里の歩みには、こうした日本人好みの要素が満載だ。
久しく日本出身横綱が出なかったことに加えて、日本人の琴線に触れる物語がある。
国民が湧くのも当然である。


横綱は大変だ。
勝って当たり前、負けたら座布団が飛ぶ。
重圧をバネに頑張ってくれると思う。
来場所以降の活躍がとても楽しみである。